クライムシーンクリーナーズグッドベア

1月2012

特殊清掃から学んだ人と人との絆

私は、「特殊清掃」と言う仕事に携わっています。
一般的には聞きなれない職種だと思われますが、近年、テレビや新聞・雑誌などでも取上げられるようになってきた、独居老人の孤独死や自殺・事件現場などの清掃を専門職とした仕事です。

人と人との絆が希薄な現在だからこそ、亡くなられた方の思いをこの世に残すことなく、清らかな魂であの世に旅立ってもらえるような仕事だと考え、この仕事をはじめました。

しかし、この仕事を始めた頃は、亡くなられた方の血液や体液、鼻を突くような腐敗臭・・・!!
更には、肉片が落ち、害虫が這い回っているなどの状況に唖然とし、只々、気持ちが悪い、汚い、この仕事は続けていけるだろうか、自分が思っていた仕事では無いのだろうか、などの気持ちが湧き上がるばかりでした。

その気持は、幾度かの現場を経験していくうちに、いつしか私の中で、その感覚が薄れたいきました。
今では、現場に一歩足を踏み入れるだけで、亡くなられた方がどの様な生活をされていたのかが、想えるようになりました。
病気で亡くなられた方は、如何に苦しんでおられたか。
職がなくて生活保護を受けておられた方は、如何に職を探し、切詰めた生活をされていたのか。
自殺をされた方は、何故自らの命を絶とうとしたのか・・・

などなど!!

そのような思いを持って亡くなられた方の現場の清掃をしていると、その思いが伝わってくるかのように、時々作業をしながら涙が出てくる時があります。
なぜ、一人寂しくこの部屋で亡くなったんだろう?

家族は・・・?
親戚は・・・?
恋人は・・・?
友達は・・・?
同僚は・・・?
近所の人は・・・?

昔の人は、家族や恋人、友人に互いも気持ちや、生活状況を手紙でしか伝えることができなかった。
現在と違って、大変不便な時代であったにもかかわらず、一人寂しくこの世を去ることが少なかったと聞きます。
また、一人寂しく亡くなられたとしても、数日の内に近所の方々に発見されていたようです。

今(現在)は、便利な世の中になり、何時でも何処でも連絡がとれる携帯電話が有るにもかかわらず、一人寂しくこの世を去らなくてはならない方が年々増加傾向にあります。

ましてや、死後半年・・・
いいえ、死後1年、1年半も発見されずに、遺体が朽ち果てている現場も少なくありません。
何故、このような社会になったのだろう・・・?

私は、今年で53歳になります。
自分が幼かった頃を思い返せば、近所にどの様な方が住んでいて、どの様な生活をされたいたかなど、すべて分かっていたような記憶があります。
近所な方に、我が子のように叱られ、我が子のように可愛がっていただいた思い出があります。
また、味噌が無い、醤油が足りないなどと近所に借りにいき、おかずを作りすぎたいえば、近所に差し入れにいき、互いに何ら利害関係も無く近所付き合いをしてきた覚えがあります。
その当時、更にはもっと昔のように、すべての人々が心から人を愛し、絆を深めていければ、このような寂しい(心のない)世の中にならなかったのでは・・・!!

あぁぁ~ このまま自分の思いを書いていくとブログにはならないので、ここらで止めておきます。 domain whois information what is domain . Smelfecnostbarse

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